【初心者向け】NFT作成前にテストする方法 テストネットを使って無料で確認しよう

testnet-top ノウハウ

初めて使うwebサイトで戸惑ったことはありませんか?私はしょっちゅうです。
「この操作であってるかな」「失敗して面倒なことになったら困るな」「操作しているうちに料金を請求されないかな」

NFTを作成するときは、一度行ってしまうと変更できない箇所がありますし、英語での表記が多々現れるため、なおさら不安になります。そのためテストして挙動を確かめてから本番に臨みたいと思う場面がけっこう多いのです。

そこで初心者クリエイター向けに、NFTを作成する前にテストする方法について、著者の実際の経験をもとに解説していきます。この記事を読んでいただければ、NFTを作る際の失敗や不安を減らすことができます。

↓↓↓この記事でわかること↓↓↓

  • テストネットとは何か
  • テストネットの使用方法(イーサリアムでNFTを作る場合)
  • テストネットの使用方法(ソラナでNFTを作る場合)

NFTを作成する前にテストする方法

NFT作成のテストをするにはテストネットというものを使います。

テストネットとは文字通りweb3ネットワークのためのテスト環境を指します。
イーサリアムのテストネットであればイーサリアム開発のために、ソラナのテストネットであればソラナ開発のために使用されます。

OpenSeaやRarible、FaundationなどのNFTマーケットプレイスはテストネット上で動くテストサイトを持っていて、本物のwebページと基本的に変わらない動作をします。そしてこのテストサイトは一般のユーザーも使うことができるのです。しかもテストネット用に無料で配布される暗号通貨を使うのでガス代を気にする必要がありません。

そのため、本番と同じように、しかも無料で、webページの操作やNFTを作る際のテストをすることができます。

テストネットの使用方法(イーサリアムでNFTを作る場合)

ここからはイーサリアムテストネットであるGoerliテストネットを使用できるようにするための方法を説明していきます。

ステップ1 ウォレットにGoerliテストネットを追加

まず暗号通貨ウォレットをGoerliテストネットで使えるように設定します。
※以下メタマスクの画面で説明していきます。

1. メタマスクにアクセスし、パスワードを入力してロックを解除します。

testnet1-2

2. 画面上の下矢印をクリックします。

testnet2-1

3. 「ネットワークを追加」をクリックします。

testnet3-1

4. 画面左の「高度な設定」をクリックします。

testnet4-1

5. 現れた設定項目の中にある「テストネットワークを表示」のスライドボタンをクリックしてオンにします。
これでGoerliテストネットワークがメタマスクに追加されました。

testnet5-1

6. ネットワーク名の横にある下矢印をクリックします(①)現れた選択肢から「Goerliテストネットワーク」をクリックします。

testnet6-1
red-arrow

これでテストネットへの切り替えが完了しました。

testnet7-1

ステップ2 Faucetからテスト用の暗号通貨を入手

Faucetとは英語で「蛇口」の意味。無料で暗号資産を入手できるサービスです。
このFaucetからテスト用のイーサ(Goerli ETH)を入手します。

1. Goerli Faucetにアクセスします。

goerli-1-1
https://goerlifaucet.com/

2. テスト用の暗号通貨を入手するために、まずアカウントの登録が必要になります。
「Signup for free here」をクリックします。

goerli-1-2

3. アカウントを持っていればloginします。持っていなければ「Sing up」をクリックします。

goerli-2-1

4. 「Sign up with Google」もしくは必要事項を記入後「Sign up」をクリックします。

goerli-3-1
red-arrow

下のような画面になり、記載したメールアドレス宛にメールが届きます。

goerli-4-1

5. 届いたメールを確認して「VERIFY EMAIL」ボタンをクリックします。これによりメールアドレスの認証が行われます。

goerli-5-1

6. メールアドレスの認証が終了するとGoerli Faucetのページが変化するので、表示される質問に回答していきます。最後の質問に回答して「Let’s Build」ボタンをクリックすると登録完了となります。

goerli-9-1
goerli-10-1
goerli-11-1
※記入する必要なし
goerli-12-1
red-arrow

登録が完了すると下のメールが届きます。

goerli-14-1

7. Goerli Faucetのトップページに戻ってLoginします。

goerli-1-3

8. ①にウォレットアドレスを記入して②の「Send Me ETH」ボタンをクリックします。

red-arrow

ウォレットにテストネット用の暗号通貨GoerliETHが入金されました。

goerli-17-1

ステップ3 テストネット用のサイトに接続

ウォレット内にGoerliを用意できたら、あとはテストネット用のサイトに接続するだけです。
たとえばOpenSeaの場合「OpenSea testnet」などで検索すれば、検索結果に表示されます。

opensea-test1-1
https://testnets.opensea.io/ja

これで本物の環境とほぼ同じテストサイトを利用できるようになりました。

テストネットの使用方法(ソラナでNFTを作る場合)

ここからはソラナのテストネットであるDevnetを使用できるようにするための方法を説明していきます。

ウォレットにテストネットを追加

まず暗号通貨ウォレットをDevnetで使えるように設定します。
※以下、ファントムの画面で説明していきます。

1. ファントムにアクセスし、パスワードを入力してロック解除します。

phantom1

2. 画面左上にあるアイコンをクリックします。

solana-1-1

3. 「Developer Setting」をクリックします。

solana-2-1

4. 「ネットワークの変更」をクリックします。

solana-3-1

5. 「Devnet」をクリックします。

solana-4-1
red-arrow

ネットワークがテストネット(Devnet)に切り替わりました。

solana-6-1

Faucetから暗号通貨を入手

Faucetとは英語で「蛇口」の意味。無料で暗号資産を入手できるサービスです。
このFaucetからテスト用の暗号通貨を入手します。

1.  Solana faucetにアクセスします。
※今回はtherd webが提供しているサイトを使います。

2. ①にウォレットアドレスを入力して、②の「Requesut Funds」をクリックします。

solana-7-1
https://thirdweb.com/faucet/solana
red-arrow

これでウォレットにテスト用の暗号通貨を用意できました。

solana-9-1

テストネット用のサイトに接続

ウォレット内にテスト用の暗号通貨を用意できたら、あとはテストネット用のサイトに接続するだけです。
たとえばOpenSeaの場合「OpenSea testnet」などで検索すれば、検索結果に表示されます。

opensea-test1-1
https://testnets.opensea.io/ja

これで本物の環境とほぼ同じテストサイトを利用できるようになりました。

テストネットを使って安心して本番に臨もう

今回はテストネットを使えるようにするための方法を紹介してきました。

著者はNFT作品を作りはじめたとき、テストネットの存在を知らなかったので、色々と試す中で無駄なガス代を使ってしまいました。

もし迷ったり、不安に思うことがあった場合は、テストネットを使って色々と試してみることをおすすめします。
無駄なガス代を支払わなくて済みますし、迷って躊躇している時間をなくせるので、精神衛生上もよいです。

タイトルとURLをコピーしました